- 豊臣秀吉が淀君のために作ったお城は、北に500m行った淀古城である
- 大奥で知られる春日局の旦那、稲葉正成が御祭神となる神社がある
- 3河川の合流点に築かれ、昔は水に浮かぶ城と言われた
- 現在京都市で再整備を検討している
淀城跡について
淀城跡は京都府京都市にある平城で、写真を見ての通り、かつては桂川・宇治川・木津川の合流点に築いた水に浮かぶお城として知られました。
淀城は淀君のお城だった?
淀城の歴史として、秀吉が側室の淀君(豊臣秀頼の母)の子を出産する場所として築いたと言われていますが、その淀城は現在の場所から500mほど北の位置にあったとされ、現在の淀城は徳川秀忠の命で松平定綱が築いたお城の跡のようです。
幕末の争乱には、旧幕府軍と新政府軍が京都で激しく争った鳥羽伏見の戦いで、戦闘に敗れた旧幕府軍が籠城するため淀城へ赴くも、城主の稲葉正邦がこれを拒否したため、旧幕府軍の惨敗で終止符を打たれた地として知られています。
今は錆びれた公園、けど再整備構想も!
残念ながら現在は錆びれた公園といった雰囲気です。逆に言えば誰もおらず貸し切り状態なので、子どもたちはめちゃくちゃ楽しんでましたけど(笑)
お城に見立てた東屋もあります。ベンチの背もたれの鉄砲狭間が愛くるしいです。何と言っても注意書きに『野宿しないで』と記載していました。火気厳禁とかボール遊び禁止じゃないんですね(笑)
現在京都市が淀城跡の再整備を図っているそうです。この後紹介しますが、石垣などは凄い立派なので再整備すれば絶対よくなりますよ、淀城は!
→京都市の淀城再整備についての構想はこちら
車で行く淀城跡へのアクセス
京滋バイパスの久御山淀ICから5分ほどの距離にあります。
淀城跡の駐車場について
淀城(與杼神社)の敷地内に駐車場があり、終日60分200円、最大料金は平日400円、土日祝は1500円、19台が停められるようになっています。
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淀城跡の営業時間や定休日について
淀城跡へは年中登城することが可能です。
淀城跡の見どころ・映えポイントはここ!
まずは與杼神社で参拝しましょう
映え度 :
見どころ:駐車場降りてすぐに與杼神社がありますが、割と立派。正面に見えるのは重要文化財に指定された拝殿となっています。
中央に豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)、右側に高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、左側に速秋津姫命(ハヤアキツヒメノミコト)の三柱が御祭神となっています。
その他各社殿にもお詣りをして登城しました。
大阪淀屋の高灯篭
江戸時代初期の豪商淀屋は幕府を凌ぐほどの財産を持っていたが、闕所(領地財産没収の刑罰)となってしまった。その後年月が経った後、淀屋の縁者が高灯篭を寄進し再興を宣言し、見事木綿問屋として復活した物語があるそうです。

不屈の精神と商売繁盛のご利益が得られそうなパワースポットと勝手に感じました!
稲葉神社
映え度 :
見どころ:何の変哲もない社ですが、江戸時代中期に国替えで千葉からやってきた稲葉正知以降、幕末まで続いた稲葉氏。その祖先である戦国時代の武将、稲葉正成を御祭神にした神社です。

コアな戦国ファンなら稲葉正成を知っていると思いますが、知らない人向けにいうと大奥・春日局の元旦那さんです!
淀城の天守台
映え度 :
見どころ:淀城最も見どころとなる天守台は、神社の拝殿向かって左側に位置しています。木や草が覆い茂っていますが、これがなんとも言えない感じとなっており、一層ロマンをかき立たせてくれます。
天守台の中は当時を偲ばせる階段、石垣の囲みなどがあり、整備をしたらとても素晴らしいものになるのだろうと勝手に考えさせてくれるくらいのインパクトがあります。
天守台から望む水堀もなかなかのスケールがあります。なんせ5メートル以上は雄にある石垣からの眺めですから。
城内の隅にはこのような階段が複数あり、ちょっとした冒険心もくすぶられますよ。
淀城跡の石碑と慰霊碑
明治天皇駐屯碑
櫓台のような場所には明治天皇がかつて訪れたことを記す碑が建っています。
水堀と石垣
映え度 :
見どころ:淀城北西部からは水堀と石垣が望め、最も城映えするビュースポットとなっています。
7月下旬に見頃を迎える淀城の蓮『淀姫』
淀城内で新種の蓮が見つかったことから『淀姫』と名付けられた大型の蓮が、7月下旬最盛期を迎えるとのこと。

一度は外来種生物により消失してしまったらしいのですが、駆除などの整備を行ったうえ2019年に新たな淀姫を植え付けたそうです。
公衆トイレもありました
八幡山城の詳細情報
場所 | Google Map |
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営業時間 | — |
定休日 | — |
駐車場 | あり(19台) 終日:60分200円 最大料金:平日400円、土日祝1500円 |
城郭分類 | 平城 |
天守 | なし |
築城者 | 松平定綱 |
築廃城 | 1623年~1871年 |
城主 | 久松松平氏、石川氏、稲葉氏他 |