宝山寺ってどこにあるの?
宝山寺は奈良県の生駒山にあり、大阪・奈良双方の市内からアクセスしやすい場所にある。生駒山はあの空海も修行しており、さらには全国では珍しい神仏習合のお寺で、境内に寺院と神社が一緒に並んでいる大変珍しいパワースポットだ。
駐車場について
宝山寺には3か所の無料駐車場がある。以下特徴を記載したので、その時に応じて、使い分けよう。
1. 全て回りたい人は、門前町駐車場
宝山寺新地、宝山寺とノスタルジックな旅を全て堪能したい人は、最下部に位置する門前町駐車場が最もベストだ。ただし50台程度なため、土日(特に日曜)はすぐ満車になってしまうので、要注意。
2. すぐ境内にお参りしたい方は、境内駐車場
宝山寺境内駐車場は、参道に隣接しており最も近い。しかし最も人気で、駐車台数も約50台程度なため、こちらも満車になりやすい。
3. 余裕を持って駐車したい方は、第二駐車場
約250台と最も駐車スペースのある第2駐車場は、最上部に位置しており、参道まで少し歩かなければならない。ただし満車時の場合、待っている時間より停めて歩いた方が早い場合が多いので、歩けるならここに停めてしまおう。
割引・クーポンはあった?
お土産ショップなどで使える割引、クーポンは特に見当たらなかった。なお宝山寺の拝観料や駐車料金は無料である。
宝山寺のみどころ・訪問レポ
雰囲気が一変する神聖な参道
一の鳥居まで真っ直ぐのびたこの参道。両端にはずらっと並ぶ灯籠と木々が生い茂り、一気に神聖な空気へと変わるのだ。
一の鳥居
参道を進んだ先に見える一の鳥居。石造りの鳥居としては、国内でも有数の高さを誇るのだとか。毎年12月16日には大注連縄(しめなわ)の掛け替え行事が行われるらしい。
威風堂々とした惣門
薬医門と呼ばれる形状で、お城やお屋敷などにもよく使われている。威風堂々とした出で立ちが様になる。
金運パワー全開の寄付石ロード
惣門を抜け拝殿へ向かう石段の両端には、所狭しにずらーっと寄付石が並んでいるのだが、凄いのはその寄付額。
何と全てが100万〜1,000万円代!!
いやぁ~、この道を歩くだけで金運向上のパワーがもらえる気がする。
また本堂横にある水掛不動明王にも寄付石があり、その額なんと…
1億円だっっ(;゚Д゚)
国内でも稀な神仏習合したスポット
中門をくぐると、本堂や拝殿などがある。宝山寺はもちろんお寺なのだが、奥に鳥居があるのが見える。
ここは国内でも稀な寺院と神社が一緒に建立されているスポットなのだ。手前右側がお寺の本堂、奥の鳥居をくぐれば神社の拝殿である。
宗派は真言律宗。開祖は江戸時代の僧であった湛海(たんかい)といわれていて、この本堂は創建当時の面影を残す、境内最古の建築物である。
神社は、ヒンドゥー教の神様で知られるガネーシャが祀られている。ガネーシャは富の神様とも呼ばれており、金運や開運をもたらしてくれるのだ。毎月16日と毎年5月1日~10日に内陣できるとか。
財布の中身を増やす巾着袋
拝殿前にあるこの木彫の巾着は、金運向上のパワースポットだ。巾着上部に財布を擦り付けると中身を増やしてくれるご利益があるとか。そのため多くの人の摩擦で、色が変わっているのが写真でもわかる。
家族で欲望を剥き出しにして、全員財布を擦りまくってしまったぞ^^;
絵画のような文殊堂前の門
拝殿脇の階段を上ると、奥の院方面へ進むことができる。
上がった先の門は映えスポット。後ろの石垣に張り付いた苔と石垣の間から咲く花の見事なフレームとなっており、見事な芸術作品のようである。
岩肌にそびえる弥勒菩薩像
拝殿後ろにある般若窟と呼ばれる切り立った崖の中央に、この弥勒菩薩像はあり境内を見守っている。宝山寺の最も有名なスポットの一つでもあり、我々参拝客を優しく迎えてくれている。先程の階段を上がったところから撮影すると、綺麗に収められるぞ。
受験合格のご利益がある文殊堂
昭和53年の開基300年の折に建てられた、境内でも比較的新しい社。入学試験シーズンになると合格祈願のご利益を願って訪れる参拝客が多いのだとか。お賽銭を投げ、社を10周するとそのご利益が得られるらしい。
遙拝所の裏にある修行道
般若窟に祀られる弥勒菩薩像に最も近い場所で拝め、それは遙拝所の裏にひっそりとある。立入厳禁と書かれた裏には、何やら修行道のような道が続いている。
多宝塔
もともと常楽殿跡だったとされ、昭和32年にお堂を建てようとした際、奈良時代に流通した和同開珎が出土したため、多宝塔を建立したらしい。
開山堂へ向かう途中の参道
宝山寺の最も高いところに位置する開山堂へ向かう。途中に出てくる森の参道は、両端に並べられたお地蔵様がノスタルジーな気分にしてくれる。
ひっそりと佇む奥の院本堂
本尊には不動明王が祀られているが、もともと建立された江戸中期には16体の像が祀られていたのだとか。火災で焼け落ち、今の姿になったとされる。
開山堂と開山廟
開山した湛海律師が自ら刻んだとされるお像が安置されている。
湛海律師の廟として築かれたのが、開山堂である。
大黒堂から望む生駒市街の眺望
奥の院の裏手にひっそりと佇む大黒堂。
ここからは生駒市街が望めるが、その眺望は見事だ。秋なら赤く染まった紅葉がより彩ってくれるに違いない。
開山堂のさらに奥にある福徳大神
さらに奥に進むと、ひっそりと佇むこの福徳大神を発見。他と違いかなり小さいが、一体何なのだろうか。
奈良の特産品が揃ったお土産ショップ
一通り回って惣門へ戻ってきたので、カフェやお土産ショップが入っている和光殿へ立ち寄る。
お土産ショップでは、ご利益商品以外に、ご当地の柿を使った製品や、奈良漬、和漢方の陀羅尼助丸といった奈良県にまつわる品々も取り揃えており、特産品も充実している。寺院ではなかなか導入されていないクレジット決済可能なのもうれしいところだ。
まとめ
詳細情報
公式サイト | https://www.hozanji.com/ |
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場所 | Google Map |
参拝時間 | 【4月〜9月】8:00~16:30 【10月~3月】8:00~16:00 |
定休日 | なし |
入山料・拝観料 | なし |
駐車場 | 約350台・無料 【門前町駐車場】約50台 【境内駐車場】約50台 【第2駐車場】約250台 |
宗旨・宗派 | 真言律宗 |
開山 | 湛海 |
創建時期 | 1678年 |
ギャラリー
この旅で出会ったうまいもん
特製醤油らぁめん/らぁめん トリカヂイッパイ
食べログのラーメン百名店にも選ばれた、奈良生駒の名店。大きな特徴は分厚くやわらかい鶏チャーシュー。スープは島根県産の醤油を使っており、すっきり&コクがある。お昼時に行ったが30分待ちだった。
・風光明媚でノスタルジックな境内は映えポイントが多い。
・国内稀にみる神仏習合の地であるパワースポット。
・どこよりも金運向上に期待ができる。
・山なりな地形なため石段が多く、お年寄りには少々大変。
・お土産ショップはクレジット決済も可能。