宇治は5月に日本茶、10月には抹茶(甜茶)の新茶シーズンを迎えます。抹茶は日本一、日本茶も国内トップクラスを誇る生産地で、宇治茶は高級ブランドとして全国に流通していますね。
今回は母親と2人で、車ではなく電車でゆったり宇治観光をしてきた番外編です。宇治観光の代表格、平等院を中心に、リーズナブルなお茶体験をしたり、お土産巡りをしてきましたので、ご紹介したいと思います。
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10:30~ 京阪宇治駅から宇治の橋を渡る
宇治の観光名所の一つにこの宇治橋はかかせません。宇治橋といえば源平合戦ゆかりの地として、源義経と木曾義仲が激戦を繰り広げた地として知られています。
宇治橋からの眺め
宇治合戦先陣の碑
10:50~ 紫式部のお出迎えと平等院参道を歩く
宇治観光の代表格といえば平等院。宇治橋を渡れば平等院北側の参道はすぐです。
参道入口には、紫式部像が観光客をお出迎えしてくれています。宇治橋を背景に撮影すれば、後々想い出の1枚になること間違いなしです。
平等院参道で実際に赴いたおすすめ店舗をご紹介!
ランチは蓮華茶屋で茶そばを堪能!
平等院参道にはユニークでおしゃれなお食事処が立ち並んでおり、目移りしてしまいますが、そんな中蓮華茶屋さんは王道の和食をご提供されています。
何といってもこのそそり立つ海老天!サックサクで熱々の天ぷらに、のどごし最高な茶そばは宇治の王道ランチスタイルではないでしょうか。
日本一の歴史を持つお茶専門店、三星園上林三入へ
平等院参道で必ず立ち寄るべきお店といえば、三星園上林三入です。なんと室町時代から続く600年以上の歴史を持つメガ老舗なんですね。
このお店のおすすめは、何といってもご主人が気さくであること!軒先で煎っていたほうじ茶の香りとご主人の呼び込みに釣られてしまいました。
本日摘みたてでご主人お手製のほうじ茶。内容量多くてグラム換算すると結構リーズナブルなのも◎。
2階は資料館となっていて、豊臣家や徳川家、伊達政宗、春日局など…数々の偉人からの書状などが展示されていました。
お茶があまりにも美味しかったため、伊達政宗がしたためた書状!
気さくなご主人の上林三入さんは第16代目。様々なメディアにも出演されているお茶界のレジェンドと記念写真。
江戸後期からの老舗、能登椽 稲房安兼の茶団子
平等院参道にきたら必ず立ち寄りたいお土産屋として、200年以上の歴史をもつ老舗和菓子専門店の能登椽 稲房安兼さんは忘れてはいけません。
店名が超むずかしいですが、『のとじょう いなふさやすかね』と呼びましょう。嘉永6年に御室御所(現仁和寺)より椽(じょう)の使用を許されたことに由来するとのことです。
昔から変わらない製法で作られている茶団子は、価格がリーズナブルでとってもお買い得です。宇治にきたら必ずお土産として買っておきたい一品です。
創業約200年の老舗、寺島屋弥兵衛商店のお茶
お茶の聖地・宇治ともあってお茶屋さんがとっても多いのですが、創業190年の老舗お茶専門店、寺島屋弥兵衛商店さんも見事な雰囲気を醸し出しています。
珍しい様々な商品を取り扱っているのが魅力。このように風格ある陳列も購買意欲が高まりますよね!
新茶の試飲もおすすめいただけます。2種類の新茶をいただきました。母親がとっても気に入り、購入していました。
11:40~ 平等院
早めのランチを済ませて今回一番の観光スポット、平等院へ。極楽浄土を模して造られた鳳凰堂は、平安時代から今なお現存する貴重な建造物なんです。
そんな鳳凰堂の内部を拝観するのが人気です。ぜひ10円玉の世界に行ってみては?!
四季折々の映えがある平等院
平等院は四季折々の風情ある景色が楽しめ、5月には藤、青もみじ、11月から12月にかけては紅葉が境内を彩ります。
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13:30~ 対鳳庵でリーズナブルにお茶体験
対鳳庵は宇治市営の茶室で、1,000円というリーズナブルな価格でお茶体験ができるんです。テレビでもよく紹介されている人気スポットです。
隣の宇治市観光センターで受付を済ませます。
先生がお茶の準備をしている間、静かに待ちます。
この日は抹茶ではなく煎茶でしたが、実際体験してみると結構本格的。30分程の体験でお茶菓子もいただきました。
14:15~ 喜撰橋を渡って宇治公園へ
お茶を楽しんだ後はウォーキングがてら宇治公園に足を運びます。前方に見える十三重石塔は、国内最大の大きさ(15メートル)を誇っているようです。
宇治はウミウという種類を使った鵜飼いが有名で、毎年7月~9月にその模様が見られます。平成26年には国内初の人工孵化にも成功し、ウッティーという愛称で親しまれているのだとか。
宇治公園と宇治神社側を結ぶ朝霧橋。橋を渡った向こう側にも、魅力あるお店が立ち並んでいるので、足を延ばしてみます。
宇治の焼物・朝日焼など、宇治のお土産がいっぱい
朝日焼 shop & galleryで茶器を品定め
朝霧橋を渡って左に曲がるとすぐ、おしゃれなカフェのようなお店が見えます。
江戸初期に茶道や庭園造りなどで大成した小堀遠州(こほりえんしゅう)が指導したとされる朝日焼のギャラリー。
小堀遠州は織部焼で有名な古田織部(ふるたおりべ)を師としたセンスの塊みたいな人。なのでお店のセンスも凄いです!
3,000円くらいのものから、1つ数十万円の値が付く非常に高級な茶器まで取り揃えていました。
福寿園 宇治茶工房でお土産を購入
今度は朝霧橋を右に曲がるれば、あの福寿園のギャラリーショップがありました。
洗練された店内には、お茶や茶菓子、焼物と種類が豊富。奥には展示室もありました!
2,200円以上の購入をしたので、JAF優待でお茶菓子1つもらえましたよ♪
⇒当施設のJAF優待の内容
そして福寿園カフェもあります。あんみつやかき氷などめちゃくちゃうまそうです!
16:00~ 最後はちょい呑みはわいで馬刺しとビール
お土産も買ったところで、締めはビールで乾杯といきます。以前おとな旅あるき旅で紹介されていた、ちょい呑みはわいへお邪魔しました。
ビール+もつ煮込みと串2本がついてくる900円のお得セット。乾杯にちょうどいいですね!
特上の馬ロース刺し(1,500円)は、赤身が超キレイ!弾力あって文句なしの一品でした!
徳島の阿波尾鶏を使ったレバーと皮の焼き鳥(990円)に、韓国の唐辛子がふんだんにかかったインパクトある一品。実は全然辛くないというオチ(笑)
店内には三田村邦彦さんを始め、岡崎体育さんらのサインがありました。
まとめ:宇治はコンパクトで濃い観光ができる場所です!
とってもコンパクトに回れる宇治ですが、他にもまだまだ行きたい場所がたくさんあり、時間が足りずあきらめたほど…抹茶のようにとっても濃い場所でした。
自宅で宇治を『追い堪能』しちゃいました♪
上林三入のほうじ茶(1200円)と稲房安兼の茶団子(54粒入り・750円)を家族用のお土産として買って帰りました。
ちょっといい感じじゃないでしょうか?妻や子どもたちと宇治を自宅で追い堪能しました♪