登山レベル | 脱初級 |
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総距離 | 4.4km |
所要総時間 | 5時間 (総休憩時間:2時間) |
高低差 | 485m |
- 岩湧山は新日本百名山の一つである
- 秋になると8haにも及ぶススキの大草原、眼下に大阪市内を一望できる
- ススキが最も見頃を迎えるのは10月初旬~中下旬
- ただしススキの絶景を拝むには1時間強の山登りが必要である
【車で行ける山登り】岩湧山について
岩湧山は大阪府河内長野市にある標高897mの低山で、新日本百名山の一つです。
新日本百名山(しんにほんひゃくめいざん)とは、登山家の岩崎元郎が、中高年が登り易い山という点を加味して選定した日本の百山。日本百名山(深田久弥の選定した山)が、52山含まれている。
出典:Wikipedia 新日本百名山 https://ja.wikipedia.org/wiki/新日本百名山
岩湧山は関西有数のススキの名所で、秋になると多くのハイカーがススキの絶景を求めてハイキングにくるのだとか。
岩湧山のハイキングコースについて
岩湧山のハイキングコースは、関西のハイカーなら誰もが知るダイヤモンドトレイル上にありますが、長距離を歩く必要があり健脚向きです。
家族やカップルでススキの絶景を見に行く目的ならば、岩湧山中腹にある四季彩館周辺の駐車場まで行き、山頂へ向かうコースを選択しましょう。
岩湧山へのアクセスや駐車場について
No. | 駐車場 | 収容台数 | 備考 | 地図 |
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② | 第1駐車場 | 9台 | 山頂に最も近い | MAP |
③ | 第2駐車場 | 20台 | MAP | |
④ | 第3駐車場 | 4台 | みはらしの道 川遊びスポットあり | MAP |
⑤ | 第4駐車場 | 3台 | MAP | |
⑥ | 第5駐車場 | 約15台 | すぎこだちの道 | MAP |
① | 第6駐車場 | 約10台 | すぎこだちの道 山頂から最も遠い | MAP |
① | 岩湧寺駐車場 | 約15台 | 参拝客専用 | MAP |
岩湧山は上の表のとおり第1~6までの駐車場が無料で利用できます。山頂までの距離は第1駐車場が最も近く、第6駐車場が最も遠くなっています。
岩湧山ハイキングコースにトイレはある?
四季彩館に1基、山頂前に1基の計2基のトイレが岩湧山ハイキングコース内にあります。上記は四季彩館のトイレで、大便器は槙尾山と同じ泡洗浄のバイオトイレでした。
岩湧山の見どころ・ハイキングレポート
13:15~ 岩湧山第1駐車場
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13:30~ 四季彩館
四季彩館は無料で利用できる休憩施設となっています。
屋内は長いテーブルが4台ほど設置されていて、自由に利用できます。自販機はありませんが水やお茶、ポカリなどが150円で販売されていました。
新緑に囲まれた開放感ある展望デッキにテーブルもあり、とても良いロケーションでランチできました♪

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14:00〜 岩湧寺
四季彩館すぐ傍には岩湧寺があります。岩湧寺は奈良時代に役小角(えんのおづの)によって開基されたお寺であるとされ、境内には室町時代末期に建立された国の重要文化財の多宝塔などが残っています。
▲本堂(江戸時代初期に建立・河内長野市指定文化財)
▲多宝塔(室町時代末期に建立・国の指定文化財)
▲老杉(樹齢400年以上・大阪みどりの百選)
訪れたこの10月には秋海棠(しゅうかいどう)と呼ばれる、ピンクのかわいいお花が咲き乱れていて、それは見事な景色でした。
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14:10~ 岩湧山登山口
岩湧寺境内を出てコンクリートロードを歩くこと5分ほど、登山口が見えました。
登山口は2コースに分岐しており、右側の『きゅうざかの道』は健脚向きの60分コース、正面の『いわわきの道』は家族向けの90分コースとなっています。
今からご紹介するのは『きゅうざかの道』です。
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きゅうざかの道だけ(?)はコース内に全13か所のポイントを設けており、今どの地点にいるか目安になります。ほぼ半分にあたる6/13地点は、資材置場となっていました。
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15:00~ 分岐点
きゅうざかの道を登り始めて50分。距離は1kmほどでしたが高低差350mほどを一気に登ってきたため、なかなか良い汗がかけました(;´∀`)。ベンチがあったので小休止。
ここは屯鶴峯~槙尾山まで続く全長約40kmのダイヤモンドトレール上にもなっていて、紀見峠と岩湧山頂の分岐点になっています。
10月上旬で秋晴れでしたが、気温は18℃と市街より10℃近くも下がってました((((;゚Д゚))))。
汗をかいた身体にはちょっと肌寒く感じたので、脱いだり羽織ったりできるウインドブレーカーなど、調節できるものを持っておくべきだと思いました。
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岩湧山頂近くのトイレは…
山頂近くにトイレがあるのですが、前述したとおり水洗式にもかかわらず、故障しているのか水が流れないため最悪の状態になっていましたΣ(゚д゚lll)。
新日本百名山にも選定される人気の山なので、なんとか整備してもらいたいです(-_-;)
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15:30~ 岩湧山頂・ススキの大海原
岩湧山頂に続く道は、辺り一面にススキが!風に揺られながら日の光に照らされて、まさしく白銀の世界。
おぉー!!(;゚Д゚)
と、全員が声を漏らす圧巻の景色です!!
そして標高897mの岩湧山頂は、ススキの大海原に囲まれるようにしてあります。いやぁ1時間近く登ってきた甲斐がある見事な絶景スポットです!
山頂の西側には開けた場所があり、ベンチも置いてあります。私たち含めここにいる人たちのほとんどが、靴を脱いでベンチの上に立ち、なんとかススキの大海原をフィルムに収めようとしていました。
知る人ぞ知る!最も素敵にススキが撮影できるスポット
岩湧山頂付近にこのようなあぜ道があるので、見逃さず道に入っていくと山頂で一番ススキが美しく撮れる絶景スポットに出会うことができます。
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▲インスタのリール機能を使って動画に収めたのでぜひご覧ください♪
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16:30~ いわわきの道・旧展望台
山頂でススキを1時間ほど堪能したので、帰りはいわわきの道を使って下山します。途中に旧展望台がありますが、とても展望できるような場所ではありませんでした。
けれども規則正しく真っ直ぐに生えた杉の木と、一面緑で覆われた草木が、とても神秘的な光景を生み出していました。

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16:45~ 分岐点
ダイヤモンドトレールとはここでお別れとなり、左側へ進みます。
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17:00~ 分岐点
『みはらしの道』と『いわわきの道』への分岐コースとなっています。ここで第3駐車場付近に直通している『みはらしの道』へ切り替えたのですが、尾根筋を歩くロングコースだったようでかえって時間と体力がかなり削られてしまいました。
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18:10 第1駐車場
今回のハイキングルートのおさらい
- 13:15 岩湧山第1駐車場
- 15分
- 13:30 四季彩館
- 休憩25分 5分
- 14:00 岩湧寺
- 10分
- 14:10 岩湧山登山口
- 50分
- 15:00 分岐点
- 休憩20分 5分
- 15:30 岩湧山頂・ススキの大海原
- 休憩50分 10分
- 16:30 いわわきの道・旧展望台
- 15分
- 16:45 分岐点
- 15分
- 17:00 分岐点
- 70分
- 18:10 岩湧山第1駐車場
詳細情報
公式サイト | 岩湧山 四季彩館公式ホームページ |
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場所 | Google Map |
駐車場 | こちらを参照 |
一方山頂のトイレは、水が流れずう〇こや紙が流れていない無法状態に…Σ(゚д゚lll)。なぜ水洗式にしたのか…手入れできないならボットンの方がマシのような気がします(-_-;)。
なので四季彩館で必ず用を足しておくことが賢明です!